かりぐらし恋愛 感想
必要かどうかはわからないがネタバレ注意
以下感想
AsaProject(以下、アサプロ)のゲームをやるのはフタマタ恋愛に続いて2作目。アキバで1200円で買ったフタマタ恋愛が思いのほか…というより、かなり面白かったので他のアサプロのゲームもやりたいと思い購入。フタマタ恋愛程のパンチのきいた演技、ギャグは無かったものの終始シリアスムードなんて微塵もない展開。すさまじいイチャコラぶりは個人的に好きなジャンルだったのでかなり楽しめた。
共通パート
幼少期に暮らしてた地元に越してきた主人公。住もうと算段づけてた家は老朽化により寝ることも困難に…。仕方なく幼馴染に助けを呼んだところ、メインヒロインの4人の家を代わる代わる借りぐらしすることに…!(以下公式サイトあらすじ参照)
ヒロインの家を2日置きに転々とすることで、徐々にメインヒロインの家族含め関係が変わっていく様は面白かった。理兎が共通の間で堕ちるんかいとはなったけど。
あとこのゲームを買うきっかけにもなったひより(Cv.くすはらゆい)の「ただいま●こ~」が聞けただけで死ぬほど満足。買ってよかった
ヒロイン達との主人公の取り合い含めアサプロの良さが出ててマジで良かった。
以下個別感想
攻略順で杏姉→絢花→ひより→理兎
杏姉√
思ってた以上にダメ人間だった√。正直大好き
後は他√を全部やった上での比較になるけど。他キャラの嫉妬描写が一番多く、そういった描写が好きな私としてはシナリオとしての点数が高かった√。
ぶっちゃけダメ人間描写としては結構強めなので万人に受け入れられるヒロイン属性かと言われれば疑問ではある。実際批評空間だとダメだった人いたし。
これに関しては他√もそうだったんだけど、個別√の入りが告白からになるので共通からのいきなり付き合い出すのは結構ビビった。√固定してから付き合うまでのスパンがあるのが基本だったから、多少フラグが立ってたとはいえいきなり付き合い出すのは唐突過ぎて一瞬ついていけなかった模様。
印象に残ってるのはHスチルの最後。純愛物で大量の使用済ゴムをヒロインに付着させるシチュがあるとは思わんかった。エロいから良し!
絢花√
シナリオが悪かったわけではないけどもう少し家庭の絡みを増やしてほしくはあった。妹様との絡みは多かったが、逆に言えばそれ以外は少なくもうちょい茉莉花さんとかの距離感の変化とかはやってほしかったなって。一番家族が多いだけにあんまり普遍的に描写するのは無理だとは思うけど…。
ちなみに丸様との個別√の入り方がわからなくて攻略サイト調べたのはナイショ!
…マージでわからんかった。
ひより√
CV、キャラ、家族含め一番期待してたキャラ。
共通から「こいつ家では大人しいのでは?」という疑問が生じてたが、ヒロインの中では一番大人しめな付き合い描写ではあった。みよりさんが強すぎる。
リドジョの在原七海たんにハマって以来、CVくすはらゆいが出てる作品は割とチェックするようになったものの、今回のダウナー気味の声は今までの甘々妹声とかかなりかけ離れてて衝撃的だった。というかこんな感じのギャグ感出せたのかと驚いた。
シナリオについては他ルートに比べ、べったりとした恋愛描写は少なめ。ただ全体のテンポは良く、特にラストの締め方はこのゲームのシナリオ内で一番良かった描写だった。全体的にギャグしかない本作において、真面目感もありながら無理のない描写に思わずグッと来た。ラストの一枚絵も非常に良い。
でも「ただいま●こ~」は後10回くらい擦ってほしかった
理兎√
CV歩サラは正義…とCV補正かかってた割にはシナリオ的にちょい微妙な√ではあった。悪かったわけではないが。
一言で纏めると、どうしても必要な描写が不足してた。
共通パートの昔男と間違われた設定は特に活かされることも無く、昔一番遊んでたような関係性ではあったものの、その時の思い出エピソードとかも無かった。それがないからクソシナリオ…とまではいかないがもうちょい良い活かし方はあったんじゃないかなと悔やむ√ではあった。唯一主人公の事を嫌っているって所でアイデンティティを確立してただけに、なまじ共通で和解したもんだからキャラとしての個性は他ヒロインに比べて少なめだったかなって。
総評
理兎√でボロクソ言ったものの個人的にはかなり良かったし、別のアサプロ作品もちゃんとやろうと思える出来だった。フタマタ恋愛の主人公の(性格はさておき)セリフや言い回しが良かった事を踏まえ、今回の主人公も同じような言い回しやキャラクター性で楽しく読むことができた。
何故かは分からないけど弾君とのホモHシーンがあると思いこんでた。割とマジで。
次にやるゲーム「月に寄り添う乙女の作法」のアペンドディスクなんだけど流石に本編の感想から書いた方がいい気がする。
纏めて書いてもいいけど。